宇宙の秘密

太陽系の中で地球に最も近い自然の天体。そして人類が唯一到達したことのある天体。地球から見える天体の中では太陽の次に明るいが、これは星自らが発光しているのではなく、太陽光を反射したものである。
月は天球上の白道(天球上における月の見かけの通り道のこと)と呼ばれる通り道をほぼ4週間の周期で運行する。白道は19年周期で揺らいでいるが、黄道帯とよばれる黄道周辺8度の範囲に収まる。
月はほぼ2週間ごとに黄道を横切る。

月は地球の衛星。月の直径は3,474kmは地球の1/3.7。これは地球サイズの惑星をめぐる衛星としては非常に大きい。
惑星に対する衛星の比率としては太陽系で最も大きい。衛星としては太陽系で5番目に大きく、太陽系の衛星の中でも巨大衛星として扱われている。直径は地球の4分の1強であり、質量でも81分の1に及ぶ。 月と太陽の見た目の大きさ(視直径)はほぼ等しく、約0.5度である。
のkため、他の惑星とは異なり、太陽が完全に月に覆い隠される皆既日食や、太陽のふちがわずかに隠されずに環状に残る金環日食が起こる。
また、月の形状はほぼ球体だが、実は厳密にいうとわずかに西洋梨形である。月面の最高点は平均高度より10.75km高く、最低点は9.06km低く、共に裏側にある。表面積は3793万km2で、地球の表面積の約7.4%。これはアフリカ大陸とオーストラリア大陸を合わせた面積よりもわずかに小さいもの。ちなみに、日本の国土の約100倍。 1961年から1972年の間に実施された、NASAによる人類初の有人宇宙飛行計画。全6回、月面着陸に成功した。
有名な、月面になびく星条旗の写真。空気のないはずの月面になぜ星条旗が風になびくのか、と疑う声をよく耳にするが、これは布地の中には旗を展開させるための水平材が仕込まれており、完全に展開できなかったため、あたかも真空中でなびいているように見える、ということだそう。・・・一安心